大幅な経常収支の黒字も円高の要因?

日本の経常収支は黒字だから大丈夫?@

日本の経常収支というのは、
前述した個人金融資産や国内投資家の国債保有率と並んで、
これまでの国債の借り換えの更新を支えてきた
もう一方の側面といえます。

 

この日本の経常収支は、
1980年代から黒字が定着していて、
現在まで安定した高水準の黒字基調が続いています。

日本の経常収支は黒字だから大丈夫?A

ちなみに、この経常収支というのは、
外国との貿易や資本の取引から生じた
受取額と支払額の差を表しています。

 

なお、経常収支の中心は、次のもので構成されています。

 

■貿易収支(輸出−輸入)
■サービス収支(旅行や運輸
■所得収支(海外からの配当金や利子)

 

2005年以降の日本の所得収支は、
貿易収支の黒字を大きく上回るようになっています。

 

このような大幅な経常収支の黒字もまた、
日本の巨額の国債残高や公的債務残高に対する
不安を抑える一つの要因となっているようです。

今後の日本どうなるの?

今後日本は、
本格的な団塊の世代の高齢化を迎えます。

 

このような時代は、
過去の貯蓄を取り崩して消費に回すという動き、
つまり恒常的な家計貯蓄率の低下が
一層高まっていくと思われます。

 

また、家計貯蓄率のマイナスの恒常化も
予想されるところです。

 

こうした懸念が現実のものになれば、
これまでの国債の円滑な消化というのは
一層難かしくなっていくのではないでしょうか。

 

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