日本は公的債務残高も急増?/為替市場で円高が続いている理由は?

日本は公的債務残高も急増?@

日本の現状を考えますと、さらに、
憂慮しなければならない状況も迫りつつあります。

 

というのは、これまで国の借金に
全国の地方公共団体が発行する地方債(借金)
を加えた公的債務残高も、急増しているからです。

日本は公的債務残高も急増?A

この公的債務残高のGDP(国内総生産)
に対する比率は、
一国の財政の健全性のバロメーターとして
引き合いに出されるケースが多いですが、

 

この数値は、国の格付け、すなわち、
信用リスクに対するバロメーターにもなっています。

 

2009年末の日本の名目GDP(国内総生産)
に対する公的債務残高の比率は、
218.6%となっており、

 

次の主要先進国と比較しても、
極端に悪化しているといえます。

 

■米国・・・84.8%
■英国・・・68.7%
■ドイツ・・・77.4%
■フランス・・・84.5%

 

ちなみに、ギリシャ問題やPIIGS問題の渦中にある
ギリシャは114.9%、イタリアは123.6%と、
これらの国と比較しても
非常に危機的な状況にあるということがわかります。

 

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なぜ円高が続くの?

日本もPIGS諸国と似た状態に置かれている
とよく言われていますが、
為替市場においては円安に振れないどころか、
円高がずっと続いています。

 

では、なぜこのような現象が起こるのでしょうか?

 

前述したような
現在の日本が置かれている悲観的な状況に対して、
日本にはおよそ1,450兆円とも言われる
巨額の個人金融資産があることから、

 

ギリシャやアイルランドのようにはならない
という議論がしばしばなされます。

 

この個人金融資産の大半は、
企業や銀行、保険会社、日本郵政などを通じて、
これまでに発行された日本の国債残高の
95%超を保有していると言われています。

 

具体的には、国内銀行だけでも
138兆円の国債を保有している状況にあります。

 

とはいえ、これは換言すれば、
日本の個人金融資産の大半で、
何とか日本の巨額の国債の発行を支え続けている
ということにほかなりませんから、
いつまでもこうした状況が続くとは考えにくいといえそうです。

 

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