2008〜2009年の国別の金保有量の変化は?

外貨準備高の他国の通貨や金地金へシフト@

最近は、これまで外貨準備高のほとんどを
米ドルで保有してきた国々が、

 

その米ドルで保有する外貨準備高を
ユーロや円など他国の通貨や金地金へ
シフトする動きが目立つようになってきました。

外貨準備高の他国の通貨や金地金へシフトA

このような動きは、日本を含む主要先進国では、
以前と比較しても
それほど大きく異なるところはありませんが、

 

リーマン・ショック以降は、
中国やBRICs、新興工業国などの国々において
顕著に見られるようになっています。

 

とはいえ、このような動きは
以前から全くなかったというわけでもなく、

 

例えば、かつてでは、国際通貨危機や
アメリカの双子の赤字がクローズアップされるたびに、
マーケットではドル安=金買いの動きが見られたことではあります。

 

しかしながら、これだけ広範囲の国々が
同時期に同様の行動をとるということは、
従来では考えられないことともいえます。

 

よって、こうした動きは、
リーマン・ショック後のアメリカのドルの一国(ドル)支配体制の溶解や、
それによる強いドルから弱体化するドル、
すなわちドル安への変化を懸念する国々が、

 

自国が保有するドル資産の価値の下落を
回避しようとする動きともいえそうです。

 

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2008〜2009年の国別の金保有量の変化は?

2008年から2009年にかけての
国別の金保有量の変化を見ますと、

 

中国、インド、ロシアなど
BRICsや新興工業国などの
金保有量が大きく増加していることがわかります。

 

ちなみに、ある調査によると、
今後25年間で最も重要な準備資産として
金(ゴールド)を挙げる中央銀行は
22%にも達するとのことです。

 

1999年に、
国際金価格が最安値となる253ドルを付けた
大きな要因の1つともなった欧州各国中央銀行の
これまでの金売却姿勢から考えますと、

 

現在の各国中央銀行の
金(ゴールド)に対するスタンスは、
明らかにこれまでとは大きく変わってきたといえそうです。

 

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