産金コストと国際金価格/外貨準備高と金(ゴールド)の関係は?

産金コストと国際金価格@

前述したような、金生産に関するコストを合計しますと、
2009年には925〜950ドルになったといわれています。

 

こうした産金コストの状況を考えますと、
金生産の割合が高い鉱山会社の
安定経営という視点で見れば、

 

国際金価格の1,400ドル台という価格水準も、
まだまだ十分な価格水準にあるとはいえないのかもしれません。

産金コストと国際金価格A

ちなみに、今後もし、鉱山会社の産金コストが、
1,000ドルまで上昇すると仮定しますと、
少なくとも国際金価格は、
1,500〜2,000ドル程度まで上昇し、

 

さらに安定しない限りは、
産金会社の経営が成り立たなくなるだけでなく、
むしろ極端な供給減につながっていくかもしれません。

 

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外貨準備高とは?

中国は、世界一の外貨準備保有国ですが、
日本も現在は、
世界第2位の外貨準備の保有国となっています。

 

また、ここ最近では、
BRICsや新興工業国の目覚しい経済発展もあり、
こうした国々の外貨準備高も
急増する傾向が顕著になっています。

 

ちなみに、この「外貨準備高」というのは、
貿易収支や資本収支の取引から得られる
単純な黒字という意味ではありません。

 

すなわち、外貨準備高とは、各国中央銀行が、
経済拡大がもたらす海外からの資金流入に伴う
通貨高(自国通貨の上昇)を抑制するために、

 

為替市場において、
自国通貨を売り外貨を買うという、
為替市場への加入の結果として
蓄積されたドル資産という意味です。

 

例えば、ある国の経済成長が顕著になると、
その国には、海外から投資収益(株式・為替・不動産など)
の確保を目的とした
ヘッジファンドによる投資マネーが流入するようになります。

 

こうした状況によって、一般的には、
その国の通貨は買われやすくなり、
「通貨高」になることが多いといわれます。

 

しかしながら、そうした通貨高というのは、
その国の輸出にとってはマイナスの影響をもたらすことになりますから、

 

その国の中央銀行は、
そのような急激な通貨高を抑制するために、

 

為替市場において、
自国通貨売り・外貨(ドル)買いという
為替介入を行うことが多くなります。

 

このようにして蓄積されたものの合計が
外貨準備高であり、この外貨準備高は、
主にドル、あるいはドル資産の形で保有されることになります。

 

なお、ドル以外では、金(ゴールド)や、
外貨準備高全体に占める割合は低いですが、
ユーロやポンド、円などで保有していることもあります。

 

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