金価格の上昇分はリスクプレミアム?/現在の金価格の上昇の要因とは?

金価格にリスクプレミアムが含まれているとは?@

金価格は金融危機が続く中、
一時1000ドルを突破したりしているわけですが、
この金価格には、
リスクプレミアムが含まれているとも考えられます。

 

というのは、サブプライム問題が表面化する以前は、
過剰流動性があふれていて、
投資家はリターンしか見ていなかったわけで、

 

ある意味リスクの感覚が麻痺して、
ヘッジなど不要であると勘違いしていた面があるからです。

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つまり、バブルの時代には、
リスクヘッジ手段のひとつである
金の存在が忘れられていたということです。

 

それが金融危機により見直されることになり、
金価格が上昇したのです。

 

金価格というのは、
投資家のリスクマインドの
変遷を表すものといえますから、

 

金融危機により毀損した
投資家の資産の状態を
よく表していると解釈することもできます。

 

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現在の金価格の上昇の要因とは?

金価格は2008年3月、2009年2月には、
一時1000ドルを突破しました。

 

過去においても、、危機が訪れるたびに
金価格は上昇してきたわけですが、
1980年前後の暴騰時と比較すると、

 

今回の上昇の構図というのは
かなり複雑化しているといえます。

 

というのは、どちらも
危機を上昇エネルギーにしているように見えますが、
1980年前後の暴騰と今回の上昇トレンドとでは、
上昇の構造がまったく違っているからです。

 

つまり、1980年前後の金価格の上昇というのは、
原油高によるインフレ懸念と
中東の地政学的リスクという
2つの要因に支えられた現象であったからです。

 

原油価格と中東問題は密接な関係にありますから、
中東リスクが高まれば金価格が上昇し、
落ち着けば金価格が下落する
という単純な構造だったのです。

 

しかしながら、今回の金価格の上昇トレンドには、
1980年代の要因に加えて、
次のような多数の要因が絡んでいます。

 

■過剰流動性 
■信用リスクの増大 
■ドルの凋落
■世界的な低金利 
■金選好度の高い中国・インドの台頭
■年金基金の金ETF購入...など

 

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