なぜ為替売買手数料が必要なのか?

要点整理

・金融機関の対顧客取引は、少額取引、当日決済、在庫調整などのリスクが発生します。

 

・為替売買手数料は、金融機関が抱えるリスクとコストに対する手数料といえます。

なぜ為替売買手数料が必要なのか?

外貨取引において為替売買手数料がかかるのは、
金融機関が個人レベルの顧客に対して外貨取引を行う場合には、
インターバンク取引の場合に比べて
コストとリスクがかかっているからです。

 

為替売買手数料という名目の下、
このコストとリスクを個人が負担しているということができます。

 

★インターバンク市場
・短期金融市場のうち、金融機関だけが取引参加者として認められているものです。

 

・このインターバンク市場は、金融機関がお互いに短期資金の貸し借りをすることによって、資金の過不足を調整する機能を果たしています。

 

・インターバンク市場で決済までの期間が短い取引は、スポット取引と呼ばれ、決済日が2営業日後となっています。

具体的には?

インターバンク取引と異なり、
通常個人が外貨取引をする場合には、
100万米ドル相当のものはあまりありません。

 

また、その決済も2営業日後ではなく、
外貨預金の場合などは当日決済になります。

 

そうすると金融機関は、対顧客との取引のために
外貨の残高を調整する必要がでてくるので、
外貨という在庫を抱えることになります。

 

外貨の在庫を抱えるというは、
当然価格リスクにさらされます。

 

また、非主要通貨の場合は、
インターバンク取引でも売値と買値との差が大きいので
コストもかかってきます。

 

このように考えると、
金融機関は為替売買手数料によって、
金融機関が抱えるコストとリスクを緩和させている
ということができるのです。

 

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